人生50年、これからが本番
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中古書店を漁っていたら水上勉の『土を喰う日々』というタイトルに惹かれて購入した。読み始めの頃は、いまいち内容が分らなかったが、読み進む内になるほどそういう意味かと理解しつつ、土の匂いがする食べ物の懐かしい思い出がよみがえった。私が少年の頃、自宅の庭の畑でとれた野菜の味とスーパーで売られている野菜の味はあきらかに異なる。しかも、この本は食材の持ち味を引き出す手間隙をおしまない精進料理だからなおさらだ。毎月毎に収穫できる土の匂いを味わう贅沢な1年間の食卓は、忘れかけている日本人の心の故郷かもしれない。
土を喰う日々―わが精進十二ヵ月 (新潮文庫)
精進百撰 (岩波現代文庫)
土を喰う日々―わが精進十二ヵ月 (新潮文庫)
精進百撰 (岩波現代文庫)
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